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発電と CO2
家庭では、電気による CO2 排出量が割合的に最も高い、ということで、
今回はその発電割合、電源別の CO2 排出量をチェック。

発電と CO2_a0290620_1746201.jpg
出典 : 資源エネルギー庁

電力量 : 10,064億kWh
 内訳
  1. 火力(LNG/石炭/石油等) 61.7% - 6,209億kWh
  2. 原子力 28.6% - 2,882億kWh
  3. 水力 8.5% - 858億kWh
  4. 新エネルギー等 1.1% - 115億kWh
LNG : 天然ガス。一般に天然に産する化石燃料である炭化水素ガスのことを指します。
                                          (Wikipediaより)


火力発電が 約6割
ただし、これは2010年度の数値。現在はもう少し火力の割合が多いのでしょうか。

そして、発電に伴う CO2 排出量は、火力発電が圧倒的。

発電と CO2_a0290620_1747329.jpg
出典 : 電力中央研究所 報告

しかし、火力発電の割合を減らせば良いという問題でもないようです。
調整力の優れた火力発電は、太陽光発電等の再生可能エネルギー由来の電気を大量導入した場合の
安定化対策として不可欠な存在でもあり、今後も極めて重要な役割を果たす、といいます。

はじめのグラフからもわかりますが、新エネルギーの普及率はかなり低いです。
自然に由来することから、その安定供給が大きな課題。
ただ、火力発電に利用される化石燃料は有限。

エネルギー源については、CO2 排出量以外の観点も含めて、考えなければなりません。

参考サイト
 http://criepi.denken.or.jp/jp/kenkikaku/report/leaflet/Y09027.pdf
 http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/kihonmondai/13th/13-7.pdf#search='%E7%99%BA%E9%9B%BB+%E5%89%B2%E5%90%88+%E7%81%AB%E5%8A%9B'

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# by sw-kikilala | 2012-10-18 17:19 | 基礎知識
notebook cover *
ちょこっとブレイク。
たまには私自身の日常の話なんかも入れてみようか、と。

一昨日?だったか、ブックカバーを作ってみました。手作り *

notebook cover *_a0290620_16281514.jpg

notebook cover *_a0290620_16275774.jpg

notebook cover *_a0290620_16284487.jpg

数百円のカットクロスを2枚買ってきて、
ネットで作り方調べて、手縫いで。

ブックカバーというか、手帳カバーなのです。

手帳の元が白で、汚れちゃうかな、と思って
超がつくほどの不器用ながら、がんばりました!

慣れないことをしたので(製作時間4時間)、
完成した後は爆睡(睡眠時間4時間)。(笑)

布の柄もかわいくて、お気に入りです *

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# by sw-kikilala | 2012-10-13 15:56 | break *
日常生活と CO2
前回、家庭から出る CO2 がどれほどのものか、見てみましたが
今回はさらに詳しく、用途別に見てみたいと思います。

<2010年度 年間>
以下、全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

日常生活と CO2_a0290620_13571548.jpg

CO2 排出量(世帯あたり) : 約4758kg ( 約4.8トン )
 内訳
  1. 照明・家電製品など 31.5% - 1,500kg
  2. 自動車 27.0% - 1,287kg
  3. 暖房 14.6% - 697kg
  4. 給湯 14.2% - 674kg

※「照明・家電製品など」には
 電気を使用し、他の用途に含まれないものが含まれます。
 ex. 照明、冷蔵庫、掃除機、テレビなど。


意外にも、冷房の CO2 排出量の割合は低く、 2.6%
それでも年間平均 124kg ですが。

ただ、他のデータによれば家庭の消費電力第1位はエアコン。これはよく聞きます。

CO2 排出量と電力消費量では当然そのまま比較することはできませんが、
エアコンはかなりの電力を消費する、という意識はもっておいていいと思います。

しかし、必ずしもエアコン=冷房ではありませんし、
暖房といってもエアコンばかりでなく、他の暖房器具も様々あります。

結局、統計データだけで全ては語りつくせないわけですが、

上記グラフを示して言いたいことは、
極端な話、“節電といえば、夏場の冷房28度!”ではないということ。
だいぶ極端でしょうか。(笑)

エアコンの他、電気冷蔵庫、照明器具、テレビ、電気便座など、
電力を消費するものは様々で、しかも、
CO2 の排出源はなにも電気だけではありません。
前回も見たように、確かに排出量の4割を占めることは事実です。
しかし、灯油、都市ガス、LPG(液化石油ガス)など、その排出源も様々。

CO2 排出量の削減には、様々な角度からのアプローチが必要なのです。

参考サイト
 http://allabout.co.jp/gm/gc/378124/
 http://www.enecho.meti.go.jp/policy/saveenergy/seinoucatalog_2012summer.pdf

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# by sw-kikilala | 2012-10-13 14:55 | 基礎知識
家庭から出る CO2
私たちの日常生活で排出されている CO2 。
量にしてどのくらいなのでしょうか?

<2010年度 年間>
以下、全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

直接排出(生産として排出)
 約11億9200万トンのうち5%約5960万トン
間接排出(消費として排出)
 約11億9200万トンのうち14%約1億6688万トン

家庭から出る CO2_a0290620_18364861.jpg

家庭から出る CO2_a0290620_1837922.jpg


また、
生産としての排出量が最も多い( 33% )のは、 エネルギー転換部門 ですが、
エネルギー転換部門とは、石油・石炭などを電力などの他のエネルギーに転換する部門。
事業用発電(発電所)、地域熱供給、石油製品製造、など。


特に電気は、需要(消費)に対して供給(発電)を行っている(瞬時瞬時に合わせている)ため
間接排出量を減らすことが、
エネルギー(電気)転換による直接排出量を減らすことにもなります。

家庭に焦点を合わせて見てみると、

CO2 排出量(世帯あたり) : 約4758kg ( 約4.8トン )
 内訳
  1. 電気 43.4%
  2. ガゾリン 26.3%
  3. 灯油 10.3%

家庭から出る CO2_a0290620_18385172.jpg


電気が 約4割 、ガソリンが 約3割 を占めているのです。

私たちは本当に身近なところから、 CO2 排出量を減らすことができる、ということ。

参考サイト
 http://www-gio.nies.go.jp/faq/ans/outfaq6a-j.html
 http://www.meti.go.jp/earthquake/electricity_supply/s_d.pdf#search='%E7%99%BA%E9%9B%BB+%E9%9C%80%E8%A6%81%E3%81%A8%E4%BE%9B%E7%B5%A6

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# by sw-kikilala | 2012-10-11 18:53 | 基礎知識
CO2 の単位
CO2 排出量もしくは削減量の目安としてよく用いられる 「kg」 。
年間排出量はこれくらい、国別排出量はこれくらい、
このアクションによってこれだけの CO2 が削減できる、というように表現されますが
CO2 の重さを考えてみても、あまりピンときません。
普段感じるものでもありませんし。

そこで、調査 *
CO2 1kg を基準に。

CO2 1kg = 約509リットル = サッカーボール約100個分の堆積

サッカーボール約100個分の堆積って考えると、わかりやすいかも。
また、人が一日に吐き出す二酸化炭素量が 約1kg だそう。

私自身、少し感覚がつかめた気がします。

ところで、2011年のCO2排出量は、世界でおよそ
316億トン = 31,600,000,000トン = 31,600,000,000,000kg

うーん。(笑)

ちなみに、「 CO2 が増えると温暖化する」ことの根拠は明確ですが、
「 CO2 によって実際にどれだけ温暖化するか」の予測には不確かなところがあります。
これは、 CO2 以外の要因が温暖化を(少なくとも部分的に)打ち消している可能性があり
単純な形ではこのことを証明することができないため、とのこと。

つまり、どれだけ CO2 排出量を抑えれば温暖化がこれだけ抑えられる、
というような明確な基準はない、ということです。

「kg」 という単位は、“ CO2 排出量を抑えている”という
“実感”の目安としてとらえるといいと思います。

参考サイト
 http://news.mynavi.jp/series/econeta/001/index.html
 http://daily-ondanka.com/news/2012/20120531_1.html
 http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/26/26-1/qa_26-1-j.html
 http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/4/4-1/qa_4-1-j.html

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# by sw-kikilala | 2012-10-07 13:50 | 基礎知識